日本の地熱発電の今後の展開

一度、国家破綻したアイスランドでは再建の為、地熱発電による国家インフラを作る事を行いました。
具体的には地熱発電から余り出る熱湯を町まで送り、その熱で温室、農作物の栽培、そして寒帯地でも道路が凍らないインフラを敷くなど、地熱発電による様々な恩恵を実現する事に成功しています。また地熱発電は風力・火力など比べると電気を作る上で必要な費用が少ない事から低コストによる安定供給を実現しており、火山地帯を保有する国にとっては最適な温暖化対策施設と言えます。
日本が保有する地熱発電の技術は世界の7割のシェアを獲得しています。
しかし、日本に存在する地熱発電は2002年のデータで18箇所しかないとされています。
この理由は日本の地熱がある場所は国が国立公園として指定されている地域であり、昨年まで国立公園による大規模施設の建設は禁止とされてきました。
しかし東日本大震災による電力事情により、国立公園での法律が緩和され、地熱発電所の建設が可能となりました。
この為、現在被災地の場所に地熱発電の建設が進んでおり、環境調査で5年、建設で5年と10年以降の話になる可能性がありますが、環境に優しい電力発電が一般的になる可能性もあります。

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